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Hurricane Electricの無料DNSホスティングサービスを試す

HurricaneElectricといえばIPv6の無料トンネリングサービスが有名らしいですが、

DNSホスティングサービスも無料提供してるみたいです。

Hurricane Electric Hosted DNS

 

個人的に利用してみたので、簡単に利用方法と感想をレポートしてみます。

登録

下記URLから登録。必要事項を記載して登録

https://ipv6.he.net/certification/register.php

 

ログイン

後ほど、上記URLで登録したメールにパスワードが届きます。

登録したユーザー名と届いたパスワードで下記URLでログイン。

https://dns.he.net/

 

機能

左にある「Zone Functions」にある、3つが使える機能のようです。

  1. [Add a new domain] → ドメインを委譲してレコード登録する機能
  2. [Add a new slave] → ゾーン転送をしてセカンダリDNSとして使える機能
  3. [Add a new reverse] → 逆引き登録機能

 

委譲

今回は、ドメイン名を委譲譲してレコード登録する機能をためしてみたいと思います。

 

ドメインの委譲をするにも、そもそもドメインが必要なので、

安そうなドメインを登録できそうなお名前.comを利用して委譲してみます。

 

HurricaneEletornicのDNSサービスは登録するドメイン名が委譲されていないと、サービスの登録自体できないので、まずお名前.comで登録した直後の状態から変更します。

さくっとドメイン登録して下記URLからログイン。

「ドメインNavi」ログインページ|ドメイン取得なら お名前.com

 

といっても、お名前.comにもDNSホスティングサービスがドメインを登録すれば無料で使用できるので、普段使いには問題ないです。

 

「ネームサーバーの設定」から
ドメイン名ごと委譲する場合は「ネームサーバーの変更」へ
サブドメインだけ委譲したい場合は「DNS関連機能の設定」をクリック。

 

「ネームサーバーの変更」は、委譲したいドメイン名のチェックボックへチェックして、「他のネームサーバを利用」から「ネームサーバー情報を入力」部分へ、それぞれ「ns1.he.net、ns2he.net、ns3.he.net、ns4.he.net、ns5.he.net」のネームサーバを登録。

 

DNS関連機能の設定」をする場合は、内部ドメイン名一覧からドメイン名を選択し、「DNSレコード設定を利用する」の設定をクリック。

委譲したいサブドメインを「ホスト名」を記載し、「TYEP」をNSにし、「VALUE」を「ns1.he.net、ns2he.net、ns3.he.net、ns4.he.net、ns5.he.net」へそれぞれ設定。

一括で登録できないので結構めんどくさい(´・ω・`)

 

ドメイン名登録

やっと委譲準備がととのったのでHurricaneEletornicのページに戻って、

「add new domain」をクリックし委譲したドメイン名を記載して、「Add Domain!」をクリック。

正しく委譲されていれば、レコード登録できるようになるのですが、

うまく委譲できてないと「Zone failed validation test. ERROR: Delegation was not found. Please delegate to ns1, ns2, ns3, ns4 and ns5.he.net then retry.」って表示されます。

 

 

登録できたらあとは煮るなり焼くなりご自由に。

ちなみに、登録できるドメイン名数は50が上限のようです。

 

個人的な所感

  • 良い点
  1. 登録が委譲されていることを確認するのでセキュリティのことも考えられている
  2. RawZoneをクリックされればZoneファイルが表示される。
  3. 固定IPでない場合もDDNS対応(curlで情報を渡す)
  4. 将来の機能が期待できる(BINDのZoneファイルインポートやDNSSEC対応)

 

  • もうちょいな点
  1. 登録したドメインSOAレコードは全く操作できない